禁煙の実践

油断ができない1ヶ月

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最初の3日間を乗り越えることができたとしたら、禁煙はもうほとんど成功したといっても過言ではない。4日目以降を耐え抜くことは、明らかに最初の3日間を耐え抜くことよりイージーだ。一方で、最初の1ヶ月は油断をすればいつ吸ってもおかしくない状況でもある。以下では参考までに、最初の1ヶ月の私の所感を紹介する。

 

まだまだ吸いたい1週目

辛い3日間を乗り越えたが、4日目以降が劇的に楽になるというものでもない。喫煙欲求は低下する気もするが、まだまだ吸いたいのが1週目だ。そして、サラリーマンの方々としては、おそらくタバコが吸えないことに加えて、席を立てないことが辛いのではないかと思う。喫煙者時代はキリの良いところでタバコを吸いに行くとか、煮詰まってくると喫煙所に向かうとか、そういうツールとしてもタバコを活用していたと思う。これが全くできなくなるのである。一方で、私はこの時でも電子タバコを併用していたので、実は喫煙所に行くことは可能だった。電子タバコはかなり水蒸気が口から出るため、誤解を防ぐためにも喫煙所以外では吸いにくい。1日に23回喫煙所に向かったくらいだが、それでも禁煙当初はこうした面で電子タバコに助けられた

それから、もちろん普通の喫煙欲求も十分にある。突然急激にタバコが吸いたくなることもあり、電子タバコの他には、ミンティアが私の武器だった。帰宅してからはランニングをして気を紛らわしたり、引き続き眠気は継続して強かったので、辛くなったら酒を飲んで寝てしまった。タバコを吸えないことは辛いのだが、タバコを辞めたことに対する優越感や満足感も1週目は強く、タバコを我慢する大きなモチベーションになった。

 

吸い癖と戦う2週目

1週目までが喫煙欲求はピークだったと思う。2週目はそれに比べれば喫煙欲求は随分少ない。この時期、一番タバコが吸いたくなったのはラーメンを食べた後だった。一方で、タバコで一息付きたいという気持ち、吸い癖はなかなか取れない。身体がニコチンを欲しているという感じではなく、何となく口寂しいのでタバコが吸いたくなるという感覚だ。そのため、こうした習慣的な依存をなくすために、2週目は意識的に喫煙所に行く頻度を減らしていった。

例えば喫煙者時代は1.5時間に1回くらいタバコを吸っていたので、平日は78回喫煙所に行っていた。これが減煙、禁煙を経て、1日に23回電子タバコを吸いに喫煙所に行く程度に減っていた。喫煙所に行く頻度を減らすということは、離席して一息入れるタイミングを減らすということだ。「今日は1回に抑えるぞ」と思って臨み、意識的に減らしていった結果、2週目の終わりには喫煙所に向かうのは12回になっていた。もともと、ニコチン依存的に喫煙所に行っていたのではなく、一息付きたいだけだったので、この回数を減らすことはそんなに苦ではなかった。

その他の変化としては、離脱症状による眠気のせいもあり睡眠の質の向上や、ランニング時の心肺機能の回復が感じられてきて、禁煙を続けるモチベーションになった。一方で、ご飯は別に美味しくはならないが、口寂しいのでよく食べるようになった。というより、これまではタバコで空腹を紛らわしていたのだと気付いた。結果として、体重の増加も感じるようになった。また、噂によく聞くタバコを吸う夢を見るようになったのもこの頃だ(焦って目を覚ます)。

 

随分と楽になる3週目

3週目になると喫煙欲求はさらに減り、1日に数回来る急な喫煙欲求もミンティアなどで簡単に抑えられるようになってくる。タバコを我慢しているというストレスはかなり減ってきて、「瞬間的に1本吸ってしまうかも」という気持ちも消えてきた。就業時間中に喫煙所に行く頻度はさらに減り、電子タバコすら吸わない日の方が多くなってきた。もはやタバコのことを忘れる時間も多くなるため、禁煙に成功したという気持ちが強くなってくる3週目ごろに「禁煙ってこんなもんか」と感じて、「この程度ならいつでもできるからまたタバコ吸おう」という思考から喫煙を再開してしまう人が多いとも聞く。こういう欲求とも戦うことも含めて禁煙なので、是非注意いただきたい。

体調としては、一時的に増加した食欲も落ち着いてきて、自分で管理が可能になってくる。実際に一時的に体重は増えたが、3週目が終わるころにはランニングなどで概ね元に戻していた。但し、禁煙して太るという実例は枚挙に暇がないので、この辺りは個人差があると理解いただきたい。それから、離脱症状である眠気はまだまだ無くならない。眠気が無くならないというよりも、異様に寝つきが良い。特に昼間に眠くなるわけではないので大きな問題ではないが、毎日21時には寝れそうなくらい夜に眠気が来るので、睡眠時間が異様に長い日々が続いた。

 

4週目以降はほとんど変化なし

4週目まで来ると劇的な変化はない。喫煙欲求はまだまだあるが、ミンティアなどで誤魔化すか、何にも頼らずに我慢するだけ。この頃には電子タバコはもう吸わなくなっていた。喫煙欲求は徐々に頻度が少なくなるし、欲求の強さも小さくなっていったと感じる。身体的・精神的変化も落ち着いてきて、身体がタバコ(ニコチン)がない生活に順応していったのを感じる。習慣的な喫煙欲求である吸い癖もほとんどなくなってきて、自分がタバコを吸っていたことすら忘れてしまうような瞬間もある。そのため、1ヶ月経過すれば、概ね禁煙が成功したと言ってもよいのではないかと私は思っている。

以上が私の1ヶ月までの禁煙の所感である。最初に書いたように最初の3日間を超える苦痛はないが、1週目まではストレスが結構ある。こうやって書いてみると順調に成功したように見えるが、やはり最初の1週間の苦痛を思い出すと、再度喫煙しようとは思わない。そうやって思うほどには辛かったのだ。一方で、根性で1週間我慢すれば、そのまま1ヶ月を達成するのは難しくないと思う。

例えばインフルエンザなどで34日寝込んでしまったとしたら、23日我慢すれば禁煙が大きく近づく。実際に入院などを機に禁煙したという話もよく聞く。

どうだろうか?禁煙が思ったより簡単に思えてこないだろうか?

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