禁煙の心構え

禁煙のきっかけ

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減煙への興味

私が禁煙する2年ほど前だったと思う。半年ぶりに会った私のヘビースモーカーの友人が禁煙していた。その友人が禁煙した理由はさほど大した理由ではなかったと思う、私が覚えていないくらいだ。ただ、その友人は1日3箱は吸うヘビースモーカーだった。完全なるチェーンスモーカーで一緒にいるときは常にタバコを吸っていた印象だ。喫煙者の私でも、その友人の喫煙ペースに付いていけず辟易していたくらいのヘビースモーカーだった。その友人が禁煙外来を利用したとはいえ、突然禁煙したことは、他のどの知人の禁煙よりも衝撃的で、何となく私の心に痕跡を残したのは確かだ。

また、前回記載したように心境の変化、体調の変化もあった。禁煙について全く思いも至らなかったのが、何となく禁煙を選択肢の一つとして考える土壌が出来つつあった。「格好悪いアイコスに対してお金を出しているのはなんでだろう?」、「お酒を飲んだ翌日に肺が不快だ」といった感情が少しずつ出てきていた。それでも当時としては「禁煙なんてとんでもない」というのが率直な気持ちだったと思う。

こうした感情的なアプローチとは別に、金銭的な問題もあった。誤解がないように最初に言っておくと、お金が惜しくてタバコを辞めたとは全く思っていない。お金なんてどうにでもなるのだ。本当にタバコを吸いたければ昼飯を抜けばいい、1回飲み会を断ればいい、ただそれだけの話で、人間は月に数万円程度のお金では簡単に動かないというのが私の持論だ。

ただ、タバコ切れがめんどくさくて、2018年1月ごろから月初に2カートン買うというのが習慣になっていた。こうしたときに、2カートンが月内に無くなって、数箱買い足すというのが何だかもったいないし、めんどくさい気がしてきていた。そこで、毎月2カートンで収まるように、エクセルでその月に吸った本数をカウントするようにした。月末に吸える本数に余裕があるときは贅沢に連続吸いしたりして、何だかタバコの本数をコントロールするのが楽しくなってきていた。今日は何本で済んだから明日は何本吸っちゃおう、なんて考えるのは結構楽しかった。簡単に言えば、タバコの本数を減らすことが楽しみになってきたと言っても良いのかもしれない。但し、禁煙への興味とはまったく異質なものだったことは注記しておく。

 

電子タバコの導入

そんな折に、電子タバコの存在を急に意識し始めた。例えば普段吸っているタバコの半分を電子タバコに代えられたら、劇的に本数は減るし、経済的にもお得だと考え始めた。電子タバコに対する知識がまったくなかった私は、まず電子タバコについて調べた出したのだが、これが奥が深くてなかなか面白い。電子タバコの話はまた別途まとめられればとも思うが、様々な電子タバコを検討する中で私が行きついたのが、カートリッジ式の電子タバコ「FLEVO」だった。その理由は簡単だ、一番安かったからだ。

電子タバコなんてどんなものか分からないという状況の中で、まずは一番安いものを試してみようというのが自然な気持ちだと思う。電子タバコは一般的なリキッド式だと安いものでも本体だけで3,000~5,000円、それに加えてリキッド代やコイルの交換費用などのランニングコストが掛かる。こうした中、FLEVOは1,000円で本体とカートリッジが2つ付いてきた。カートリッジ1つで約200吸い可能なため、紙巻タバコ1本を10吸いと考えれば、本体とタバコ2箱で1,000円というイメージだ。これは電子タバコの世界でも異例の安価である。

こうしてFLEVOの購入に至った私は、減煙アプリなども活用しながら楽しんでタバコの本数を減らし始めた。当初は「酒を飲んでいるときに何となく吸ってしまうタバコをこれで代用することで、飲み会の翌日の肺の痛みが緩和されれば万々歳」くらいな小さい期待しかしていなかった。しかし、FLEVOは予想以上の貢献をしてくれて、タバコの本数が減っていくのは、身体が何となく健康になっていくようで楽しかった。我慢できずにイライラしたこともあったが、別にイライラすれば吸えばよいだけなので気も楽だった。結果として、体調の改善などはあまり感じなかったけれども。

 

そして禁煙へ

ここからの展開は急だった。電子タバコを導入して、1日に吸うたばこが順調に減っていった。誤解がないように言っておくが、FLEVO自体はタールもニコチンもないおしゃぶりなので、これを吸ったところで満足感もないし、ニコチンを求める気持ちが弱まるわけでもない。それでも口寂しさを紛らわせることで、1週間で14本/日吸っていたタバコが6本/日くらいまで減ってきて、何だかこのままタバコが辞められそうな気がしてきたのである。ここまで来た時に、「禁煙って実際どんな感じなんだろう?」という疑問が生まれだした。そんな時に出会ったのが、前にも紹介した以下のブログだった。

簡単な禁煙法

これを読んで禁煙への興味が急激に増して、禁煙をしようというより「そんなに難しいというのなら一回試しにやってみよう!」という思いが芽生えたのが全てだった。禁煙することにより発生する離脱症状や、その苦しみがどの程度なのかに興味があった逆に言うと、そんないい加減な気持ちで私は禁煙を決意したのである。

離脱症状の発生を考慮して、禁煙は金曜日から始めようと決めた。そう決めたのは火曜日だったのを覚えている。火曜日から金曜日までの4日間は早く禁煙を始めたい気持ちでいっぱいだった。「早くどんなに大変なのか体験してみたい」、「やるなら早くやってみたい」という気持ちが溢れてきた。元来、せっかちな性格なのがこの時ばかりは良い方向に働いたのかもしれない。

以上を整理すると、私が禁煙に至った経緯は以下だったように思う。

・ ヘビースモーカーの友人の禁煙
・ アイコス転換による心境の変化
・ 年齢のせいと思われる体調の変化
・ カートン買いによる経済的影響の明確化
・ 喫煙本数管理による減煙の楽しみの発見
・ 減煙を目的とした電子タバコの導入
・ 禁煙への興味を増幅させるブログとの出会い

重要なのは、すべて禁煙を目的に行ったことではないということだ。自分の感情に従って動いてきたら、自然と禁煙への興味が湧いてきた。それでも、決定的なきっかけを挙げるのであれば禁煙への興味をもたらした電子タバコの導入と、禁煙への興味が湧いた際に良いブログに出会えたことかもしれない。

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