禁煙を開始したのは2018年8月23日。今日が2019年8月31日だから、禁煙からもう1年が経過したことになる。もはや周囲にもタバコを吸わない人だと認識されるようになってきて、タバコを吸いたいと思うこともほとんどなくなった。タバコを吸っていたときのことは、もうあまり記憶にないくらいでタバコを吸っていた感覚も忘れつつあるくらいだ。ここで禁煙して1年の感覚を記録しておきたい。
吸わずにすんだ本数と喫煙欲求
例の如くみんなの禁煙掲示板で吸わずにすんだ本数を確認してみる。1年は少し過ぎてしまったが、372日と半日くらいで節約金額は約12万円、吸わずにすんだ本数は約5200本だ。金額については1年経てばそれくらいになるかという印象だが、それよりも5000本超という本数に驚いてしまった。私は10年以上喫煙していたので、トータルでは6万本くらい吸っていたことになるのだろうか。これまでに吸ったタバコの本数を数えている人などいないだろうが、とにかくすごい本数だ。
喫煙欲求については、もう無くなったと言っても過言ではない。禁煙6か月後よりは確実に薄まっている気がする。但し、ゼロではない。誰かが近くで吸っているとやはり吸いたくなるし、タバコの臭いを場合によっては良い匂いに感じたりする。タバコを吸ってしまって焦る夢はいまだにたまに見る。それでも、夜遅くまで仕事をしていても、結構泥酔したときでも、飲んだ後にラーメンを食べた時でも、タバコを吸いたくなるようなことはなくなった気がする。
環境が変わって思うこと
実は私は7月に転職した。そのため、今の職場の同僚は私がタバコを吸っていたことなど知らず、タバコを吸わない人と認識されていることが新鮮だったりする。そして、自分が非喫煙者になって改めて思ったことは、タバコを吸う人が思っていた以上に少ないことだ。少なくとも今の私のチームには12人いるが、タバコを吸っている人は一人もいないと思う。そして、ふと気づいたのだが、私は今の会社の喫煙所を知らない。フロアには当然ないので、ビルの1Fまで降りなければならないと思うのだが、この喫煙所を把握していなかった事実に結構驚いた。
一方で、これだけ喫煙者が少ないと喫煙者同士の結束も強かろうと思い、その辺は少し羨ましくも思う。それでも、きっとそんな結束も貴重なのは最初だけで、続けているうちに同じ顔触れに慣れてしまうのではなかろうかと思う。実際にタバコを吸っていた時の自分がそうだったので。
また、今の職場がかなり忙しいので22時、23時まで仕事をしていることもざらにある。こんなときは絶対にタバコが不可欠だったのだが、久しぶりに多忙な日々を送ってみても全然タバコを吸いたくならない。この辺は、本当に身体から喫煙の習慣が抜けてきたんだなぁと感じるところだ。前は長時間労働になるとタバコ休憩がなくなるのはしんどいはずとも考えていたが、はっきり言ってこれもまったく気にならない。
その他の変化
その他は毎回書いている気もするが、特に何も肉体的、精神的な変化はない。少しずつ少しずつ喫煙という習慣が身体から抜けていっている気はする。なんだかもう喫煙することはないかもしれないとも思えるようにもなってきた。そして、こう思える原因のに周囲の喫煙者が相当に少ないこと、そして喫煙所の徹底的な撤去・減少によって喫煙に接する場面が減ってきたことがあることは間違いないと思う。こうした環境は今年で34歳になる私にとってはありがたいと感じる一方、何だか不健康に憧れる若者にはタバコという選択肢がもう少し提示されてもよいのではないかと思うこともある。おそらくタバコがなければ別の不健康なものに走るだけのような気もする。
それから因果関係はまったく不明だが、6月下旬に子どもが生まれた。結構妊活を頑張った末にできたのだが、実をいうと妊娠のタイミングが禁煙をした少し後だったことに後になって気が付いた。もちろん妊娠を目的に禁煙をしたわけでもないし、そんなすぐに禁煙の効果が出るとも思えないのだが、何だか少し効果があったのかなぁとも思いたい気持ちがある。
これからはもうタバコに対する気持ちが大きく変わるとは考えにくい。普通に生活していてタバコのことを考えることはないし、1年後と2年後の感覚はほとんど同じだろうと思う。そうは言っても未来のことはまだわからないので、また1年半とか2年とかの区切りが付いた時点でタバコに対する考え方をまとめてみたい。